叙勲・褒章の服装:単品コーディネートで格調高く装う方法

叙勲・褒章の服装:単品コーディネートで格調高く装う方法

叙勲・褒章の服装:単品コーディネートで格調高く装う方法

 
春と秋の叙勲の時期になると、百貨店のフォーマル売り場に「叙勲や褒章のときに着るフォーマルウェア」の下見のお客さまが訪れます。

 

しかし、最近はレンタルで手軽に色留袖を着ることができるようになったため、着物で装う方が増えてきました。

 

ところが、春の叙勲は「4月29日の発表」と少し汗ばむ陽気にさしかかるため、着物を着ることに躊躇(ちゅうちょ)する方が目につきます。

 

とはいうものの、着物と同格の装いがどのようなものか分からず不安になる方がいます。たしかに洋装は、「何を着ればよいか分からない」や「着物をレンタルするほうが経済的ではないか」また「あとで着るときがない」などで二の足を踏む方が多いです。

 

けれども、思った以上に「手軽で格調高く装うことができるフォーマルウェア」があります。そこでここでは、単品のフォーマルウェアで格調高く装う方法をお伝えします。

 

同色・同素材で着る単品のフォーマルウエア

一般に「叙勲や褒章の装いにふさわしい」といわれるロングアフタヌーンドレスは、シルクやシルク混合素材が中心で既製服でも20万円から30万円と高額です。

 

さらに、無地であっても地模様があるものが大半で合わせにくいため、ドレス(スカート)の着まわしがむずかしいです。(下記イラスト参照)

 

 

 

しかしながら、それをポリエステル系のロングドレス(スカート)とジャケットの組み合わせに替えれば、価格をグッとおさえることができたりコーディネートが楽になったりします。

 

それには「シャンタン素材」の洋服がお勧めです。シャンタンとはたて糸にふつうの絹糸、よこ糸に絹の玉糸を使って織られた布地のことをいいます。

 

よこ糸に玉糸を使うことによって布の表面のところどころに節ができて、つむぎのように見える特徴があります。本来シャンタンは絹糸で織りますが、近年化学繊維が発達してポリエステル系の素材が多くなっています。

 

また「シャンブレー」というたて糸とよこ糸の色を変える織り方をしているものもあります。シャンブレーは色を変えることにより、「見る角度によって色が微妙に変わって見える」「光沢がある」「霜降り模様ができる」などの特徴があります。

 

したがって素材はポリエステルでも、シャンブレーで織られたシャンタン生地はシルクに似た光沢をもち、フォーマルウェアでもよく使われています。

 

そしてこの生地を使ったロングドレスとジャケットのコーディネートは、叙勲や褒章に相応しい格調高い装いになります。なぜならフォーマルウェアは、着丈が長ければ長いほど格式が高くなるというルールがあるからです。(下記イラスト左側参照)

 

さらに男性がモーニングコートではなくダークスーツを着用する場合(平服の装い)は、くるぶし丈のロングドレスではなくミモレ(ふくらはぎの中央くらい)丈のドレスにします。(下記イラスト右側参照)

 

このように単品のコーディネートは、受章の内容によってドレスの長さを変えたりジャケットのデザインを変えたりと着分けることが容易にできます。

 

 

しかし、同色同素材のフォーマルウェアとなるとデザインや色が限られていて「自分の好みのものが見つからない」という場合があります。そこで、そのような場合にお勧めなのが同色異素材のフォーマルウェアの組み合わせです。

 

同色・異素材で着る単品のフォーマルウェア

同色・同素材のフォーマルウェアと違い、別べつのドレスとジャケットを組み合わせれば選択肢が増えます。それはドレスが同じであっても、ジャケットは種類が多いので色をあわせていろいろコーディネートができるからです。

 

組み合わせるジャケットを選ぶ場合は、シルク素材やシルク混合素材にすれば格調高く見せることができます。また、着物の柄に似せた膨れ織り(表面に凹凸の文様を表した織物)など地模様タイプを選ぶのもよい方法です。(下記イラスト左側参照)

 

このように組み合わせるジャケットによって、ドレスがポリエステル系の素材(色を合わせる必要はあります)でも着丈の長さで格式がたもてます。また、ドレス(スカート)の丈をミモレ丈(ふくらはぎ中央丈)にすれば男性のダークスーツと同格になります。(下記イラスト右側参照)

 

 

 

叙勲や褒章の伝達式に「着物にするか洋服にするか」迷う方は多いです。たしかに洋装は、「何を着ればよいか分からない」や「着物をレンタルするほうが経済的ではないか」また「あとで着るときがない」などで二の足を踏む方もいるでしょう。

 

しかし「準備の時間がかからない」「着ていて楽」「汗ばむ季節に最適」など洋装のメリットはたくさんあります。また思った以上に手ごろな価格で「格調高いフォーマルウェア」を揃えることも可能です。

 

さらにコーディネート次第で幅広く着まわしができるので洋装はお勧めです。ぜひ洋装を選択しに加えて検討してみてください。


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