卒業式教員の服装:ベルベットの知識と着こなし方

卒業式教員の服装:ベルベットの知識と着こなし方

卒業式教員の服装:ベルベットの知識と着こなし方

 

卒業式は教育課程を全て修了したことを認定し、そのお祝いをする式典です。したがって卒業式出席者の服装は、フォーマルな装いが必要です。

 

とくに学校教員の卒業式の装いは、フォーマルウェアの中でも「黒」と決められていることが多く、ベルベットのスーツは定番になっています。

 

そこでここでは、卒業式の定番であるベルベット素材の基礎知識をお伝えいたします。

 

ベルベットとは

ベルベットとは別名をビロードといい、毛足が立った素材で光沢があり深く濃い色が特徴です。古くから親しまれてきた素材ですが、近年では重厚な従来の生地ではなく軽いソフトなタイプがフォーマルメーカーの主流になっています。

 

ベルベットは、キュプラの基布にレーヨン糸でパイルをつくるため毛足が長く柔らかいのが特徴です。毛足があるので冬暖かく(9月から3月までの季節素材です。それ以外のシーズンは着れません)、風合いはしなやかで光沢があり高級感があります。フォーマルウェアに最適な素材です。

 

また綿素材でパイルをつくる、短い毛足が特徴のタイプに別珍(べっちん)があります。別珍はベルベットとよく似ていますが、綿素材のためカジュアルな雰囲気になるのでフォーマルには向きません。

 

ベルベットを着るときの注意点

ベルベットは基布にレーヨンでパイルをつくるため、強く引っ張ると裂ける可能性があります。そのため小さいサイズの洋服を無理をして着るのは、厳禁です

 

小さくなってしまったから「サイズだしをしよう」と思ってもできないので注意をしてください。「サイズだし」は、ほどくと縫い跡が残るので無理です。新しい商品に買い替えましょう。次に新しい商品を買うときは、少しゆとりのあるサイズを選ぶと安心です。

 

そして、丈を詰めるなどのサイズ直しは可能です。しかし、お直し料金が通常より割高になるのであまりお勧めできません。

 

また長時間同じ状態で椅子に腰を掛けると、ベルベットの毛足が寝てしまうことがあります。その場合は、布から1センチくらい離してスチームアイロンの蒸気を吹きかけると毛足が立ちます

 

この方法は、コサージュを付けたときにも有効です。コサージュはピンで押さえてつけるので、ベルベットの毛足が寝てしまいます。アイロンの蒸気で復活させてください。

 

ベルベットがしわになった時もアイロンの蒸気で伸びますが、入浴後のお風呂場に一晩吊るしておくと湯気でキレイにしわが伸びます。その後はよく風を通して、乾いたら軽くブラッシングをすると効果的です。試してみてください。

 

雨などに濡れたときは、できるだけ早く乾いた布で軽くたたいて水滴を吸い取ります。そのままにしておくとシミになる場合があるので注意が必要です。

 

ベルベットの保管方法

ベルベットは、脱いだら柔らかいブラシで毛並みに沿ってほこりを取り、毛足を揃えておきましょう。とくにひじや袖口、スカートのヒップ部分は毛足が乱れやすいので、念入りにブラッシング(力を入れないこと)をすると効果的です。

 

ハンガーは、厚手のものが型崩れを防ぐのでお勧めです。またスカートは、ベルトの部分をクリップで挟むと跡がついてしまいます。ベルト部分を引っかけるタイプのハンガーが有効です。

 

洋服ダンスにしまうときは隣のハンガーにあたらないようにゆったりと掛けます。またジャケットは型が崩れるのでお勧めできませんが、スカートは裏にかえして(裏地が表にくるようにする)たたんで保存すると毛足が寝るのを防げます。

 

そしてシーズンが終わったら信用のできるクリーニング店で、ドライクリーニングをして保管しましょう。

 

このようにデリケートなベルベット素材は、他の素材に比べて注意する部分がたくさんあります。しかし高級感があり上品な装いを演出できるベルベットは、いつまでも長く着たい大切な洋服です。

 

ぜひハレの卒業式は、ベルベットのスーツで格調たかく装ってください。


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