ビジネスフォーマルにおけるモーニングコートと同格の装いとは

ビジネスフォーマルにおけるモーニングコートと同格の装いとは

ビジネスフォーマルにおけるモーニングコートと同格の装いとは

 

ファッションに敏感でオシャレが大好きな女性でも、ビジネスの社交の場ではどのように装えばよいか頭を悩ますのではないでしょうか。

 

たとえば「会社の○○周年創立記念日」や「受賞パーティー」、「定年退職祝いのパーティー」など、ビジネスの場にはさまざまなフォーマルで装う機会があります。

 

しかし男性が中心のビジネス社交の場では、ドレスコード(着装ルール)が「モーニングコート」や「ディレクターズスーツ」とあり、女性の装いは男性のドレスコードに合わせる形となっている場合が多いです。

 

また女性はたとえ「正礼装」の装いといっても、その区切りや捉え方が非常に曖昧です。またそこにファッション性が加わると、ますますどのように装えばよいか分からず混乱します。

 

そこでまずは、どのような装いが「モーニングコート(昼の正礼装)」と同格になるのかについて確認していきます。そこから、どのように応用して自分の装いを決めればよいかを解説します。
 

モーニングコート(昼の正礼装)と同格の装いとは

モーニングコートというのは、男性の昼の正礼装のことをいいます。したがって女性の場合は、アフタヌーンドレスが昼の正礼装になります。

 

ではどのような装いがアフタヌーンドレスになるかといえば、皇室の装いを参考にするのが一番わかりやすいです。テレビやインターネットでは、皇室の装いが紹介されるのでどのように装っているかイメージできます。

 

下記のイラスト左側に描いたローブモンタントは、昼の正礼装でアフタヌーンドレスの原型になっています。

 

 

女性皇族が宮中の昼の正式な行事や、陵墓(りょうぼ)、伊勢神宮や明治神宮への礼拝のときに着る服装で、テレビの映像などでなじみの洋服です。ドレスは、襟の詰まっていて裾が床までとどく形をしています。

 

またアフタヌーンドレスは、ローブモンタントを原型としており襟元をあまりくらずに、袖は長袖か7〜8分丈のものをいいます。こちらも昼の正礼装でおもにシルク素材やシルク混合素材で作られます。

 

ワンピースが正式とされていますが、アンサンブルやツーピースまたはスーツのスタイルでもよく、丈はノーマルからロングまでのものが着用できます。下記のイラストは、園遊会などで女性皇族が着用するアフタヌーンドレスです。この装いも昼の正礼装です。

 

 

 

そしてフォーマルウェアはこのイラストの服装を基本にして、素材を変えたりデザインを変えたりして装います。したがって、この女性皇族の服装に近ければ近いほど「正礼装」に近い装いとなります。

 

ドレスコードをもとに自分の洋服を選ぶポイント

ただ昼の正礼装は何となくわかっても、いざ自分の洋服を選ぶとなるとどのように選べばよいのでしょうか。

 

フォーマルには「正礼装をワンモチーフとした場合、そこから一つを崩すと準礼装となり、ファッション性を加えると略礼装となる」というルールがあります

 

そのフォーマルのルールを当てはめて、自分自身に適切な装いを決めます。下記のイラスト左側は、皇室の装いであるアフタヌーンドレスの素材とデザインを変えたワンピースとジャケットの装いです。

 

 

 

そして上記イラスト右側は、ジャケットはシルクやポリエステル系の素材であっても中に着るくるぶし丈のドレスは黒を用いています。したがってこのような装いは、正礼装に近い格式のある装いとなります。

 

上記イラストで記したフォーマルウェアは、主賓や代表者また役員などに相応しい装いです。なお、イラストでは黒のドレスを用いていますが、同色異素材のドレスを用いることもあります。

 

また下記のイラスト左は、同色異素材のアンサンブルです。同色でも異素材の場合は同色同素材のアンサンブルより格は下がります。

 

そしてドレスの長さを短くすると長い丈に比べて格が下がります。以上のようにイラストで示したフォーマルウェアは、部長クラスの管理職に相応しい装いです。

 

 

 

このように素材やデザインで格は変わってきます。そして皇室の装いのようなオートクチュール(高級仕立服)と一般市民が着る既製服でも格は変わります。

 

会社主催の式典や祝賀会では、ドレスコードが「モーニングコート」や「ディレクターズスーツ」とあり、女性の装いは男性のドレスコードに合わせる形となっている場合が多いです。

 

そのため「正礼装」や「準礼装」にこだわると、自分でイメージしている服装と会社が要求している服装が微妙にずれる場合があります。

 

その食い違いを防ぐ最善の方法は、まず自分でビジネスにおけるフォーマルウェアとはどのような装いかを知ることです。

 

そして自分が着ていこうとしている服装を相手に伝えたり、「同色同素材のものがよいのか」、「着丈は長くなければいけないか」など詳細を聞いたりすることが大切です。

 

とくに男性は、女性のフォーマルウェアの知識のない方も多いです。その場合は式の目的・場所・時間帯・自分の立場・業界(業種)を店側に伝えて洋服を購入すると失敗が防げます。

 

ビジネスでの社交の場は、自身の評価にもつながるので気が抜けません。ここでしっかり自分自身もフォーマルの知識を学び、適切なフォーマルウェアで装いましょう。


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