結婚式母両家の服装は合わせるべき?黒留袖とドレスの違いを理解する

結婚式・両家の服装・合わせる・黒留袖・洋装・違い

結婚式で「何を着よう」と考えたとき、まず初めに「黒留袖」にするか「洋装」にするかで悩む方が多いのではないでしょうか。

 

それは装う方の好みで、どちらを選んでも問題ありません。

 

しかし自分は「洋装にしよう」と思うにもかかわらず、相手のお母さまに「黒留袖にして欲しい」といわれた。「黒留袖を着よう」と準備していたにもかかわらず、相手のお母さまが「フォーマルドレスを着る」と聞いたとなれば困惑してしまいます。

 

このような場合新郎・新婦のお母さまは、両家で服装を揃えないといけないのでしょうか。式場のプランナーさんに「両家で格式を揃えてください」といわれることも多く、不安になる方は多いです。

 

たしかに、両家の服装が揃っていた方がバランスはよいです。

 

けれども洋装のフォーマルウェアは、ヨーロッパの洋装ルールを原型とした正式な装いです。そのため黒留袖が女性の第一礼装で、洋装は「格式が下がる」というわけではありません。

 

そこでこのページでは黒留袖と洋装のフォーマルの特徴をお伝えするとともに、両家の意見が分かれたときの対処法をお伝えします。

 

黒留袖ってどんな着物?黒留袖について理解する

黒留袖は、結婚式の母親の装いとして誰もが認める第一礼装です。「日本人なら、結婚式は黒留袖に決まっている」と考える方はまだまだ多いです。

 

着物に馴染みのない世代のお母さま方に、「着物の締め付け感が苦手だ」「地味で落ち着いた雰囲気になるのでは?」と黒留袖を敬遠する方が増えているのも確かです。

 

しかし、ドレスのように着こなせる豪華で華やかな柄の黒留袖があります。また、他にもさまざまなよいところがあります。

 

では、黒留袖とはどのような着物なのでしょうか。黒留袖の魅力を、画像を交えて紹介します。

 

黒留袖は、洋装では着られない色や柄が着られる

下画像は「桂由美」プロデュースの黒留袖で、薔薇の花束と扇がデザインされた美しい着物です。このように、洋装では着られない華やかな柄や色が着物では着られます。(こちらはレンタル商品です)

 

下画像も、「桂由美」プロデュースの黒留袖です。黒留袖は、古典的な柄が多く地味で落ち着いた雰囲気になると思いがちです。

 

桂由美の黒留袖は、グリッターが施された美しい柄が多くオシャレなお母さまにも人気があります。(こちらはレンタル商品です)

 

黒留袖は、体型を気にすることなく着られる

下画像は、背の高い方やふくよかな方にもお召しいただける「桂由美」プロデュースの黒留袖です。(こちらはレンタル商品です)

 

着物自体は、もともと日本の女性が着たときに美しく見えるように作られています。

 

どちらかというと、メリハリのない日本人らしい体型の方がもっときれいにお召しいただけます。(ウエストとヒップの差が大きい方は、ウエスト部分に薄手のタオルを巻いて調整をします)

 

また、少しくらい太っても痩せても気にすることなくお召しいただけます。

 

黒留袖は、フォーマルシーンで失礼になることがない

洋装の場合は「アフタヌーンドレス」と言っても定義が曖昧で、どのような服装が良いのか分かりにくいです。

 

黒留袖は柄に多少年齢の差があるものの、黒留袖を着れば格式は保たれ失礼になることはありません。

 

下画像は「桂由美」プロデュースの黒留袖で、裾にブルーのぼかしが入った現代風の柄ゆき(模様から受ける感じ)となっています。(こちらはレンタル商品です)

 

洋装のフォーマルウェアってどんな洋服?フォーマルドレスについて理解する

洋装のフォーマルウェアは、「洋風の結婚式場に調和するオシャレで若々しい装いだ」と考える方が増えています。

 

フォーマルドレスは「着物のような体の締め付け感がなく楽だ」「着付けの必要がなく時間が節約できる」など、着物に馴染みのない世代のお母さまに人気があります。

 

一方で、黒留袖と比べて「格式が下がる」「母親が結婚式にドレスを着るのは好ましくない」と偏見を持つ方もいらっしゃいます。

 

では、洋装のフォーマルウェアとはどのような洋服なのでしょうか。黒留袖に引けを取らない洋装とは、どのような装いをいうのでしょうか。

 

ロングアフタヌーンドレスは、昼間に着るもっとも格式が高い洋装のフォーマルウェア

もっとも格式が高い洋装のフォーマルウェアに、ロングアフタヌーンドレスがあります。下イラストは、ロングアフタヌーンドレスの基本のスタイルです。

 

 

ロングアフタヌーンドレスの特徴としては、衿もとをあまりくらずに袖は長袖か7~8分丈のもので、全体に肌の露出が少ないものとなっています。

 

またシルクやそれに近い光沢のある素材が相応しく、変わり織や紋織で仕立てられたものが一般的です。

 

下画像は、シャンタン素材で仕立てられた「東京ソワール」のロングドレスです。ポリエステル素材ですが、シルクのような光沢があります。ドレス丈9号で133センチです

 

下画像は、V字に開いたシャープな胸元とコンパクトなシルエットが上品な「東京ソワール」のシャンブレーシャンタンジャケットです。

 

上画像のロングドレスとコーディネートして、ロングアフタヌーンドレスとしてお召しいただけます。

 

結婚式にはこのアフタヌーンドレスに、コサージュとパールネックレス(白)で装います。(注)洋装のフォーマルウェアは、コサージュやネックレス・バッグのトータルコーディネートで装いが完成します。

 

下画像は、バロックのスワロフスキーガラスパールを使用した「23区」の2連ショートパールネックレスと中心にあしらったパールビーズとクリアビジューが華やかな「レリアン」のコサージュです。

 

(注)コサージュは必ず付けなければいけないアイテムではありませんが、付けていただくとお顔が明るくなるのでお勧めです。

 

 

フォーマルバッグは、フォーマル度を上げるので必需品です。下画像は、西陣織を思わせる波型の織り地にスワロフスキーをあしらった「東京ソワール」のパーティーバッグです。

 

白のグローブは必ず持たなければいけないものではないですが、持つとフォーマル度がアップします。(注)ここで紹介するグローブは、お母さまが持つためのものです。付けるためのものではありません。

 

ロングアフタヌーンドレスは、普段あまり目にすることがありません。なぜなら百貨店に売られているロングアフタヌーンドレスは大半が20~30万円と高額で、しかも種類が少ないからです。

 

そこでロングアフタヌーンドレスの代わりの装いとして、「黒のロングドレスとフォーマルジャケットを組み合わせるスタイル」を多くのフォーマルショップで扱っています。

 

黒のロングドレスは黒留袖の代わりになる?それともならない?母親が着るフォーマルはどれが正解かを解説

新郎新婦のお母さまが黒留袖の代わりに着用するフォーマルとして、黒のロングドレス(黒のロングスカート)とフォーマルジャケットのセットアップを見かけることがあると思います。

 

黒のロングドレス(黒のロングスカート)は黒留袖をイメージして作られたフォーマルウェア

日本は着物の文化です。その日本で結婚式を取り行う場合は、黒留袖に匹敵する洋装が必要です。

 

黒のロングドレスを黒留袖と見立て、和装を意識した格調高いフォーマルジャケットのコーディネートは、ロングアフタヌーンドレスの代わりとして十分お召しいただけるフォーマルウェアです。

 

黒のロングドレス(ロングスカート)とフォーマルジャケットのコーディネートは若干落ち着いた印象にはなりますが、重厚感がでる「着物に匹敵する」装いです。

 

下画像は、チュールレースが華やかな「ブティックコーラン」のフォーマルジャケットとシンプルで上品な「ブティックコーラン」のロングスカートを組み合わせたカラーフォーマルスーツ(ジャケット+ロングスカート)です。スカート丈87㎝です。

 

下画像は、裾のフレアーがエレガントな「東京ソワール」のロングドレスです。下画像のジャケットを合わせて、格調高く装っていただけます。ドレス丈7号で139.5㎝です

 

下画像は、前身ごろにテープ刺繍を施したレースを使用した「東京ソワール」のフォーマルジャケットです。

 

胸当ては取り外しができます。上画像のロングドレスと合わせて、黒留袖の代わりとしてお召しいただけます。

 

下画像は、着脱のしやすいマグネット留め具を使用した「東京ソワール」のプラスティックパール2連ネックレスとリーフの重なりが美しい「東京ソワール」のブーケコサージュです。

 

下画像は、タックを寄せたデザインがエレガントな「東京ソワール」のパーティーバッグと慶弔両用お使いいただける布製 撥水加工 3E レディースフォーマルパンプス(ヒール3.5㎝)です。

 

下画像は、ピンク系カラーのラメジャガードとロングスカートをコーディネートした「東京ソワール」のラメジャガード上品フォーマルスーツセット(スカート・ジャケット・ネックレス)(L)です。スカート丈90㎝です。(「こちらはレンタル商品です)

 

黒のロングドレス(ロングスカート)とフォーマルジャケットのコーディネートは「黒留袖の代わりとして着用できる」洋服です。

 

下画像は、留袖を着ているように見える「縮緬工房(ちりめんこうぼう)」の留袖風京都手描き和柄ドレスセット(ドレス・ボレロ・ネックレス) (M〜L)(こちらはレンタル商品です)です。ドレス丈127㎝です。

 

留袖にこだわりのあるお母さまは、こちらのドレスを選択肢に入れていただいても良いかもしれません。

 

上記で解説させていただきましたが、なぜ多くのフォーマルショップで「フォーマルジャケットと同色のロングドレス(ロングスカート)」ではなく「黒のロングドレス(ロングスカート)」と合わせるのでしょうか。

 

それには、フォーマルメーカーの知識が必要なのでここで少し紹介します。

 

着物から洋服へ受け継がれたフォーマルの流れ

1969年に、女性が「冠婚葬祭すべてに着られる服」として和服に代わる喪服(ブラックフォーマル)がフォーマルメーカーより開発されました。

 

とはいうものの1970年代はじめまで女性がお葬式に参列する場合、黒の着物が正式で洋装は略式とされていたそうです。

 

合理的な生活を求める日本女性が目立つようになり、衣生活が変化してくると「お葬式の時だけ着物を着るのは面倒」や「盛夏の着物は苦痛」と感じる方が増え始めます。

 

その頃から「一着の服で冠婚葬祭をカバーしたい」とのぞむお客さまのニーズに応える形で、ブラックフォーマルが百貨店のコーナーに並び、需要が一気に高まり定着していきました。

 

当時、カラーフォーマルはまだつくられておらず、フォーマルコーナーでは黒の礼服を「シンプルに着てお葬式用」「アクセサリーをプラスして華やかにすれば結婚式用」という形でお客さまにアドバイスをしたそうです。

 

その後経済が加速して、さまざまなデザインのカラーフォーマルがフォーマル売り場に並ぶようになりました。そのときフォーマルメーカーが提案したのが、黒のドレスやスカートを黒留袖と見立てジャケットを組み合わせるスタイルです。

 

フォーマルジャケットは、着物を意識して膨れ織り(立体感のある凹凸で柄を織り出した、二重織物)やジャガード織(絵が浮き上がるような織り方で作った織物)で作ったりシルク素材で作ったりしています。

 

そのスタイルは、いまでもずっと受け継がれ多くの日本女性に支持をされています。

 

その一方で時代が進むにつれ、国際儀礼(プロトコール)という国際的な基本儀礼やマナー行うためにドレスコードが作られました。それが一般に伝わるフォーマルの礼装区分です。

 

ドレスコードには、昼の正礼装(アフタヌーンドレス)は「黒のロングドレスとフォーマルジャケットの装いが正式である」とは書いてありません。

 

女性の礼装区分の定義はあいまいで、素材やデザインによって格式が変わります。

 

一般にフォーマルは、一番基本のかたち(ロングアフタヌーンドレス)をベースに、デザインが加わったり素材が変化したりすれば少しずつフォーマル度が下がります。

 

(例) フォーマル度が高い順番(昼用の場合)

 

ローブモンタント(女性皇族が宮中の昼の正式な行事でお召しになるロングドレス) → ロングアフタヌーンドレス(同色同素材のスーツやアンサンブルスタイル) → 黒のロングドレス+色物フォーマルジャケットとなります。

 

若々しくおしゃれに着たいお母さまに人気のマザードレス

近年新郎新婦のお母さま方もオシャレなドレスを着て、結婚式に臨む方が増えています。そのようなお母さまに人気があるのが「マザードレス」です。

 

下画像は、レースを贅沢に使用した「アールズガウン」のマザードレスです。ドレス丈は、ミディアム丈(Mサイズで120㎝)とロング丈(Mサイズで136㎝)から選んでいただけます。

 

下画像は、ボリューム感があり華やかな「アールズガウン」の2連ネックレス・イヤリング2点セットと贅沢にビジューが施された「アールズガウン」のパーティーバッグです。

 

下画像は、総レースのドレスとシフォン素材のボレロを組み合わせた「アールズガウン」のアンサンブルスーツです。こちらのドレスも、ミディアム丈(Mサイズで120㎝)とロング丈(Mサイズで136㎝)から選んでいただけます。

 

下画像は、シンプルで合わせやすい「アールズガウン」のグラスパールロングネックレスとラメプリーツがエレガントな「アールズガウン」のグリッタープリーツクラッチバッグです。

 

下画像は、リーフ調ケミカルレースが上品な「フェアマリー」のケミカルレーストップスブラックドレス(S~M)です。(こちらはレンタル商品です)ドレス丈122センチです

 

下画像は、シンプルなドレスにバランスよく合わせていただける「エルモソ リュクス」のエレガントロングパールネックレスと「ドーリードール」のスカラップビーズ&パールシャンパンバッグです(ネックレス・バッグ共にレンタル商品です)。

(注)ロングドレス(マザードレス)は、素材やデザインでフォーマル度が変わります。相手のお母さまが留袖をお召しになる場合は、ストレッチ素材やデザイン性のあるロングドレスは避けた方が無難です。

 

結婚式母両家の服装は合わせるべき?相手のお母さまに意見を押し付けられた場合の対処法

これまで黒留袖とフォーマルドレスについて紹介いたしました。

 

黒留袖に興味のなかったお母さまの中には、「実際に着てみたら思った以上に素敵だった」という声も聞かれます。

 

また、「フォーマルドレスにもさまざまなデザインがあって、格調高いフォーマルドレスの知識がなかった」と再確認をするお母さまもいらっしゃいます。

 

それらを踏まえた上で片方のお母さまが「黒留袖」、もう一方のお母さまが「フォーマルドレス」になるのは問題がありません。けれども、どうしてもどちらかに揃えなければならない場合は、どうすればよいのでしょうか。

 

価値観の違いを理解する

人はそれぞれ価値観が違うので、意見が分かれるのは仕方がないことです。相手のお母さまに、「どうしても一緒に揃えて欲しい」といわれると困惑してしまうでしょう。

 

そうは言っても、これから先長い付き合いになるので、気まずい雰囲気は出来るだけ避けたいと誰もが思うことです。

 

それを円満に解決する方法は、両家の話し合いが一番の方法です。

 

いきなり、「意にそぐわないこと」を言われて感情的になることがあります。相手お母さまが感情的になっているときは、反論をしないほうがうまくいく場合が多いです。

 

まず冷静に相手の話を聞き、相手のお母さまの気持ちを理解する努力をしましょう。

 

思いこみを捨てる

「あれほど嫌だと思っていた留袖をしぶしぶ着てみたら、意外にステキで留袖が好きになった」という意見も多いです。

 

それは、フォーマルドレスにも同じことが言えます。

 

まずは、思いこみを捨てて行動を起こすと意外に解決の道が広がる場合があります。そうすれば、得をした気分になり心が軽くなります。

 

素敵な結婚式ができればすべてがよい思い出になる!

新郎新婦や両家の両親にとって、結婚式の装いをどのようにするかは大切なポイントです。

 

それがきっかけで、両家が揉めてしまっては元も子もないでしょう。相手は、自分と違うということを認識することが先決です。

 

またもめ事があると、ものごとの本質を見失いがちです。

 

ここで紹介した「黒留袖」と「フォーマルドレス」の装いを再度確認して頂き、皆が楽しめるステキな結婚式にすることだけを考えましょう。

 

長い付き合いになる相手のお母さまと、「どう装うか」という問題をきっかけに人間関係が深まるかもしれません。

 

素敵な結婚式になることを、こころよりお祈りしています。

 

大人女性が自分に適したフォーマルウェアを見つけるには、「フォーマルドレス・ワンピ通販サイト」や「レンタルドレス・ワンピ通販サイト」がお勧めです。

 

カジュアルな服装が主流な近年、「フォーマルウェアにお金をかけたくない」という方が増えてきたからです。

 

けれども、フォーマルウェアは、相手の気持ちや周りの人々のことを常に配慮して装うことを求められる洋服です。そのことを理解したうえで、自分に適したフォーマルウェアを探すことが大切です。

 

そこでこのサイトでは、価格以上の価値があるフォーマルウェアを厳選して紹介しています。ぜひあなたらしいフォーマルウェアを見つけてください。