旭日・瑞宝双光章の概要とフォーマルウェアで装うポイント

旭日・瑞宝双光章の概要とフォーマルウェアで装うポイント

旭日・瑞宝双光章の概要とフォーマルウェアで装うポイント

 

毎年4月29日と11月3日に勲章(くんしょう)と褒章(ほうしょう)受章者の発表があります。

 

受章される方は、内定が伝達式・拝謁(はいえつ:天皇陛下にお目どおりをいただくこと)の2ヶ月前(春:3月頃、秋:8月末)にあり準備で忙しくなります。

 

受章者は慣れないことが多く戸惑いますが、段取りよく準備を進めていきたいものです。

 

また受章すると当日の新聞紙上で発表が行われるため、親戚や友人・関係者から祝電や電話・手紙を受け取ることも多くなります。

 

そこでここでは、受章者の人数が多い(下記平成30年春の叙勲:勲章別受章者数内訳参照)旭日双光章と瑞宝双光章とはどのような勲章なのかを、個別にわかりやすく解説するとともに、ドレスコード(着用ルール)をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

平成30年春の叙勲:勲章別受章者数内訳(かっこ内の数字は、女性受章者数で内数)

旭日章 瑞宝章 合計
大綬章 16(1) 7(0) 23(1)
重光章 18(1) 34(1) 52(2)
中綬章 49(2) 295(3) 344(5)
小綬章 204(9) 691(9) 895(18)
双光章 523(23) 1,038(136) 1,561(159)
単光章 166(14) 1,110(200) 1,276(214)
合計 976(50) 3,175(349) 4,151(399)

(出典 内閣府ホームページ 日本の勲章・褒章)

 

旭日・瑞宝双光章の概要

内閣府のホームページに春秋叙勲の概要について述べられた記事がありますので、抜粋して紹介いたします。

 

生存者に対する勲章の授与は、昭和21年5月3日の閣議決定により一時停止されていましたが、昭和38年7月12日の閣議決定により再開されることとなり、その第一回の叙勲は、昭和39年4月29日付けで、各界の功労者に対して授与されました。

 

その後、現在に至るまで春秋叙勲として毎年2回、春は4月29日付けで、秋は11月3日付けで授与されています。

 

候補者は、栄典に関する有識者の意見を聴取して内閣総理大臣が決定した「春秋叙勲候補者推薦要綱」に基づき、各省各庁の長から推薦されます。

 

内閣府勲章局は、推薦された候補者について審査を行い、原案を取りまとめます。その後、閣議に諮り(はかり/専門家から意見等を聞くこと)、受章者が決定されます。

(出典 内閣府ホームページ 日本の勲章・褒章)

 

旭日・瑞宝双光章の授与基準

勲章には「勲章の授与基準」というものがあり、その基準に従って授与されます。

 

内閣府の勲章の授与基準をもとにすると「旭日章」は、功績内容の重要性や影響の大きさ、その方の果たした責任の大きさなどについて評価されるとあります。

 

したがって、もっとも高く評価をされる功績を挙げた方から順に「旭日大綬章」「旭日重光章」「旭日中綬章」「旭日双光章」「旭日単光章」が授与されます。

 

また「瑞宝章」は、その方の果たした職務の複雑度、困難度、責任の程度等について評価されます。

 

そして特に重要と認められる職務を果たし成績を挙げた方から順に「瑞宝重光章」「瑞宝中綬章」「瑞宝双光章」「瑞宝単光章」が授与されます。

 

旭日双光章とは

旭日章は、明治8年に我が国最初の勲章として制定されました。

 

勲章のデザインは、日章(太陽をかたどったデザイン)を中心に光線(旭光)を配し、鈕(ちゅう/章と綬の間にあるもの)には桐の花葉を用いています。(画像は旭日双光章の勲章と略綬です)

 

(出典)内閣府ホームページ

 

旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)について講談社(勲章・褒章がわかる事典について)に次のように記されています。

日本の勲章の一つで、旭日章6つのなかで5番目に位置する。

 

2002年(平成14)8月の閣議決定「栄典制度の改革について」により、「勳五等双光旭日章」から勳五等が省かれ現在の名称になった。

 

翌2003年5月の閣議決定「勲章の授与基準」によれば、対象者は、公職では政令指定都市以外の市長、特別区の区長、町村長、都道府県議会議員、市議会議員、特別区の議員、町村議会議員、

 

公益団体では都道府県区域を活動範囲としている団体の長、全国または都道府県の区域を活動範囲としている団体の役員、市町村の区域を活動範囲としている団体の長、

 

企業経営者では国際的に高い評価を得た企業や技術がとくに優秀な企業の最高責任者である。

 

伝達は所轄大臣が行うが、総務省および厚生労働省関係は都道府県知事が行う。

とあります。

 

したがって、伝達式は受章を受ける管轄省庁によって異なります。例えば、経済産業省は○○月○○日に○○場所とか、文部科学省は○○月○○日に○○場所などです。

 

そのため、受章者あてに通知された日時・場所(各省庁・都道府県庁)にて各省庁大臣または、都道府県知事(厚生労働省関係)が伝達します。

 

そして当日または後日共同で、勲章を着用して配偶者同伴で天皇陛下に拝謁(はいえつ)します。

 

瑞宝双光章とは

瑞宝章は、明治21年に制定されました。

 

勲章のデザインは、古代の宝であった宝鏡を中心に大小16個の連珠を配して、四条ないし八条の光線を付し、鈕(ちゅう/章と綬の間にあるもの)には桐の花葉を用いています。(画像は瑞宝双光章の勲章と略綬です)

 

(出典)内閣府ホームページ

 

瑞宝双光章について講談社(勲章・褒章がわかる事典について)に次のように記されています。

日本の勲章の一つで、瑞宝章6つのなかで5番目に位置する。

 

2002年(平成14)8月の閣議決定「栄典制度の改革について」により、それまでの勳五等瑞宝章から名称が変更された。

 

翌2003年5月の閣議決定「勲章の授与基準」によれば、公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度などを評価し、職務をはたし成績をあげた人に対して、6番目の瑞宝単光章以上を授与するとなっている。

 

受章者には保護司や小・中学校長などが多い。伝達は所管大臣が行うが、総務省および厚生労働省関係は都道府県知事が行う。

とあります。

 

瑞宝章は勲一等から勲八等の8等級で構成され、初めは男性のみを対象としたが、1919年(大正8)から「男女共通となった」とあります。

 

その後、勳一等などの数字は廃止されました。等級は同じですが、功績の内容に着目する旭日章に対し、功績の積み重ねに着目する瑞宝章と違いを明確にしています。

 

対象者は公共的な業務(一般行政業務、教育や研究、社会福祉、医療、保護司や民生委員、危険性の高い業務)に長年従事した方で、形式的な職務暦で等しく授与されるものではなく、他の模範となる成績をあげた方が対象となります。 

 

また旭日双光章と同じように、伝達式は受章を受ける管轄省庁によって違います。

 

受章者あてに通知された日時・場所(各省庁・県庁)にて各省庁大臣または、都道府県知事が伝達します。そして当日または後日共同で、勲章を着用して配偶者同伴で天皇陛下に拝謁(はいえつ)します。

 

旭日双光章・瑞宝双光章受章者と配偶者のドレスコード(着装ルール)

旭日双光章・瑞宝双光章ともに、伝達式は各省庁もしくは都道府県庁になります。また、これらの伝達式は管轄省庁により異なりますので、地方で伝達式が行われる場合もあります。

 

なお平成28年に「時代の変化に対応した見直し」が行われ、旭日双光章・瑞宝章光章受章者の服装は、ドレスコードの幅が広くなっています(特に女性)。

 

服装について(ご案内に記載の内容)

受章者につきましては、下記が一般的です。

 

【男性】

 

モーニングコート・紋付羽織袴

 

【女性】

 

訪問着・ロングドレス・白襟紋付・スーツ

 

配偶者につきましては、下記が一般的です。

 

【男性】

 

モーニングコート・紋付羽織袴・スーツ

 

【女性】

 

訪問着・ロングドレス・白襟紋付・スーツ

 

※なお、モーニングコートの場合は、白手袋もご持参ください

とあります。けれども男性受章者は、モーニングコートのほかにブラックスーツを着用する方も多いです。

 

上記の「ご案内」にある服装を礼装区分に当てはめると、下記の表のようになります。

 

男性の服装 女性の服装 礼装区分
受章者

○モーニングコート

 

○紋付羽織袴

○ロングドレス

 

○白襟紋付

正礼装

○訪問着

 

○スーツ

準礼装・略礼装
配偶者

○モーニングコート

 

○紋付羽織袴

○ロングドレス

 

○白襟紋付

正礼装
○スーツ

○訪問着

 

○スーツ

準礼装・略礼装

 

では、具体的な装いを画像で見ていきましょう。

 

旭日・瑞宝双光章受章者と配偶者の具体的服装

【男性の服装〜正礼装】

 

モーニングコートが一般的です。

 

 

【男性の服装〜準礼装・略礼装】

 

服装規定に男性「受章者」はモーニングコート(正礼装)、「配偶者」はモーニングコートのほかにスーツ(準礼装・略礼装)も可とあります。

 

けれども、旭日双光章・瑞宝双光章受章者の方はブラックスーツを着用される方が多いです。

 

なお下画像は「ディレクターズスーツ」準礼装の装いで、ブラックスーツより「一段格上」の装いになります。

 

しかし、ご年配の方は主にブラックスーツを好まれます。

 

 

ブラックスーツは、黒のビジネススーツとは異なります。冠婚葬祭に着用する、黒のスーツです。礼装区分は略礼装に近い準礼装です。

 

 

男性がブラックスーツで装った場合も女性は、下画像で紹介するすべての洋服を配偶者(奥様)の服装として着用することができます。

 

なお、受章者の場合も同じ装いでOKです。

 

【女性の服装〜正礼装・準礼装・略礼装】

 

下画像は色留袖、正礼装の装いです。

 

 

下画像はロングアフタヌーンドレス、色留袖と同格の装いです。(こちらはレンタル商品です)

 

 

下画像は訪問着、準礼装の装いです。旭日・瑞宝双光章の受章者または配偶者は色留袖より訪問着の方のほうが多いです。

 

 

下画像は、準礼装の装いです。スカート丈はロング丈(87センチ)で、正礼装に近い装いです。

 

 

下画像も、準礼装の装いです。(こちらはレンタル商品です)

 

 

下画像も、準礼装の装いです。こちらのスカート丈は、72センチです。スカートの長さが、上の画像のスカートより短くなっても準礼装です。このように、準礼装は、幅が広いです。

 

 

下画像は、略礼装スーツの装いです。ちなみにスーツのスカート丈は、71センチです。(こちらはレンタル商品です)

 

 

このように上画像で紹介した洋服は、全てフォーマル売り場に同じような商品が並んでいます。

 

したがってドレスコードの幅が広くさまざまな洋服を着ることはできますが、フォーマルウェアで装えば間違いがないです。(迷ったときは、格上の装いをお勧めします)

 

旭日・瑞宝双光章受章者と配偶者の服装〜フォーマル小物の合わせ方

洋服が決まっても、バッグやネックレスなど小物の合わせ方を間違えると、ちぐはぐな装いになります。

 

小物も気を抜かずに、フォーマルのマナーに添って装いましょう。

 

【ネックレス】

 

ネックレスは、必ず必要です。パールのネックレスが相応しいです。(色は白を付けます)

 

 

【バッグ】

 

ラインストーンがアクセントになったエレガントなバッグです。「光る素材がいけないのでは」とラインストーンの付いたバッグを気にする方がいますが、光る素材とは「夜用のアクセサリー」のことですので、心配はいりません。

 

 

どうしても気になる方は、下画像のバッグがお勧めです。シンプルでエレガントなバッグです。

 

 

【コサージュ】

 

受章者の勲章の色に合わせたコサージュを配偶者(奥様)がつけると統一感がでます。

 

 

社会の変化に対応すべき時代だからこそ、フォーマルの装いが大切になる

このページでは、受章者の人数が多い旭日双光章と瑞宝双光章に焦点をあて、ドレスコード(着用ルール)をお伝えしています。

 

栄典の授与も「時代の変化に対応した見直し」が行われ、より叙勲が身近に感じられるようになりました。

 

また、「自治会」や「保育士」「介護職員」などの活躍を後押ししていることもあり、女性の受章者が増えています。

 

そして女性の服装はドレスコードの幅が広くなり、自由に装うことができるのは悦ばしいことです。けれども、自由に装うことは「好きな服を勝手に着る」ということではありません。

 

したがってこれからの時代は、「この服装はその場に相応しいか」を考慮して、正しく装うことが益々必要になります。

 

旭日双光章・瑞宝双光章の受章者は、限られた方だけに与えられる名誉な勲章です。この機会に「マナー上手」になってハレの伝達式と拝謁に臨んでいただけると嬉しいです。

 

大人女性が自分に適したフォーマルウェアを見つけるには、「フォーマルドレス・ワンピ通販サイト」や「レンタルドレス・ワンピ通販サイト」がお勧めです。

 

カジュアルな服装が主流な近年、「フォーマルウェアにお金をかけたくない」という方が増えてきたからです。

 

けれども、フォーマルウェアは、相手の気持ちや周りの人々のことを常に配慮して装うことを求められる洋服です。そのことを理解したうえで、自分に適したフォーマルウェアを探すことが大切です。

 

そこでこのサイトでは、価格以上の価値があるフォーマルウェアを厳選して紹介しています。ぜひあなたらしいフォーマルウェアを見つけてください。

 

 

 

トップへ戻る