フレンチレストランのドレスコードはマナーと心得て正しく装う
女子会で人気のフレンチレストランですが、「フランス料理のレストラン」はさまざまな店舗形態があり、名前でその店の「格」がわかるようになっています。和食に食堂から料亭まであるのと同じです。
またその店の格によって、ドレスコード(着装ルール)があります。ドレスコードとはその時、その場所での服装の決まりのことで、「正装をする」という意味ではありません。
しかし高級なレストランでは、店の雰囲気を守るためにお客さまにドレスコードをもうけて、「こういう服装でお越しください」と決めているルールがあります。それが「スマートエレガンス」や「スマートカジュアル」などのドレスコードです。
これは迎えるレストラン側に対するマナーでもあるので、知らないと恥をかくことにもなりかねません。そこでフランス料理の種類を、格が高い順に名前とドレスコードを紹介します。
グランメゾン
格式が高く日本に数十件しかないと言われる最高級のフランス料理レストランのことを、「グランメゾン」と言います。
客層は著名人や政界、セレブ層がおおく、ビジネスの接待にも使われます。高価なインテリアや行き届いたサービスが楽しめる、ミシュラン三つ星クラスの一流レストランです。
グランメゾンのドレスコード
グランメゾンはドレスコードがあり、男性のジャケット着用は必須でスーツにタイ着用が安心です。
女性もそれに合わせてジャケット着用やスーツ・ワンピースなどドレッシーな装いがふさわしく、ネックレスやブローチなどのアクセサリーをプラスしてエレガントに装います。
バッグはクラッチバッグなどのフォーマルタイプ、シューズはシンプルなパンプスかバックベルトタイプをお勧めします。
下画像は、オンワード「Feroux(フェルゥ)」のドレスです。上見ごろのエンブロイダリーレースがエレガントな7分袖ドレスです。
ドレスコードは「店のため」ということもありますが、ゲストへの心配りという意味合いが大きいです。せっかくの晴れの日にドレスアップをして楽しもうとする人のそばに、カジュアルな装いの人がいては雰囲気がでないのは当然のことだと思います。
また、お子さまの年齢制限があります。「12歳未満不可」が大半なので予約時に確認が必要です。小さなお子さまは連れていけないと考えた方がよいでしょう。
オーベルジュ
オーベルジュとは、フランス語で「宿」のことをいいます。それぞれ自慢の食事を提供することがメインで、宿泊設備が備わっているレストランともいえます。
都市部ではなく「郊外」にあることが多く、フランスを中心「ベルギー」「オランダ」「ドイツ」などでは数多くのオーベルジュが見られます。
一言でオーベルジュと言っても、例えばミシュランが三つ星をつけるレストランから隠れ家的なレストランまで多種多様です。
また日本国内にもオーベルジュを名乗るレストランがあり、リゾートホテルなどでこだわりの料理を楽しむことができます。
オーベルジュのドレスコード
オーベルジュはドレスコードを設けているところもありますが、大半は細かい制約がありません(カジュアルな装いはNGです)。
男性はジャケット着用、女性はドレッシーなワンピースに羽織りもの・ジャケットの装いが相応しいです。ネックレスやブローチなどのアクセサリーを合わせてエレガントに装いましょう。
バッグはクラッチバッグなどのフォーマルタイプ、シューズはシンプルなパンプスかバックベルトタイプをお勧めします。先ほどもお伝えしましたが、「ジーンズ」「スニーカー」「短パン」「タンクトップ」「サンダル」等の軽装は着用不可です。
もう少し具体的にオーベルジュの服装が知りたい方は、オーベルジュってドレスコードはあるの?気になる服装をチェックする!をご覧ください。
また、子供の年齢制限をもうけているところがあります。「12歳未満不可」が大半なので予約時に確認が必要です。
レストラン
レストランとは西洋料理店のことで、食堂よりも高級な店の場合に用いられます。レストランは、フランス語の動詞 「restaurant」を語源とするもので「回復させる、元気づける」という意味があります。
現代のレストランの起源は1766年裕福な商人の息子がパリの旅行者を喜ばせるために考案したのが始まりといわれています。
ドレスコードは店舗によって異なりますが、基本的には男性はジャケット着用、女性はワンピースなどカジュアル過ぎない装いを心がけます。
また子供の年齢制限をもうけているところも多いので確認が必要です。
ビストロ
地方からパリに出稼ぎにきた労働者のために、それぞれの故郷の地方料理をだした店が「ビストロ」のはじまりとされています。素朴な料理と酒を楽しむことができる店です。
ビストロはフレンチレストランのように気取ったところがなく、庶民でも気軽に利用できるのがよい所です。この気軽さが、日本でもおおく受け入れられています。
そしてドレスコードも特に設けていません。気軽に入れる場所ですが、女子会などでは普段着ではなく、少し気をつかった装いにしましょう。反対にドレッシー過ぎる装いは、浮いてしまいます。
ブラッスリー
ビアホールという意味で、日本ではフランス風料理居酒屋という感じの店です。また飲食店としての格付けは曖昧ですが、庶民的なビストロよりもさらに手軽な店という見方が一般的です。
しかし中には一流レストランで修行したシェフがだした店や、あえてブラッスリーを名乗る高級レストランもあります。
ドレスコードは、レスランと同じように店舗により異なります。基本的には男性はジャケット着用、女性はワンピースなどカジュアル過ぎない装いを心がけましょう。
このようにレストランでは、店の雰囲気を守るためにお客さまにドレスコードをもうけて、「こういう服装でお越しください」と決めています。
そのドレスコードを大人のマナーと心得て正しく装い、エレガントな振る舞いのできる女性をめざしましょう。
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